【株式市場】日経平均は52円安、9日ぶりに反落、金融株が強く景気敏感株も堅調

◆日経平均は2万8606円76銭(52円07銭安)、TOPIXは2040.38ポイント(0.51ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億4380万株

 4月19日(水)後場の東京株式市場は、みずほFG<8411>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)が一段ジリ高となり、引き続き日銀新総裁への期待などが言われ、明治HD<2269>(東証プライム)など食品株の一角も上げ、春闘の賃上げが進めば消費景気をアト押しの見方。オリエンタルランド<4661>(東証プライム)も高値更新幅を拡大。景気敏感の鉄鋼・非鉄、鉱業株もしっかり。日経平均は前引けから30円近く安い95円安で始まったが、前場の安値(127円29銭安の2万8531円54銭)を割らずに持ち直し、大引けは9日ぶりに反落したが52円安にとどまった。

 後場は、ダイセキ環境ソリューション<1712>(東証プライム)が一段ジリ高となり、大阪万博の土壌処理受注への期待など言われ、先行高の港湾株などに代わって買い波及。萬世電機<7565>(東証スタンダード)とフレクト<4414>(東証グロース)は業績予想と配当予想の増額など好感され朝から大引けまでほとんど買い気配のままストップ高。アシードホールディングス<9959>(東証スタンダード)は西日本や東日本の真夏日予想で自販機繁忙の期待とかでストップ高。極楽湯ホールディングス<2340>(東証スタンダード)はコロナ沈静化により需要回復とされ一段高。Chatwork<4448>(東証グロース)は料金改定が材料視されこのところのAIチャットボット人気に拍車とされ急伸。上場2日目のジェノバ<5570>(東証グロース)は13時過ぎに2106円で初値。

 19日新規上場となったエキサイトホールディングス<5571>(東証スタンダード)は午前9時42分に1700円(公開価格1340円の27%高)で初値をつけ、高値は前場の1900円(同41%高)、後場は売買交錯となり大引けは1610円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億4380万株(前引けは4億3715万株)、売買代金は2兆3673億円(同1兆1119億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は638(前引けは466)銘柄、値下がり銘柄数は1081(同1255)銘柄。

 東証33業種別指数は13業種(前引けは12業種)が上げ、値上がり率上位は、保険、銀行、鉱業、鉄鋼、空運、陸運、非鉄金属、証券商品先物、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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