【株式市場】日経平均は82円高、旅行・インバウンド関連株が強く百貨店、不動産株もしっかり

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8646円39銭(82円02銭高)、TOPIXは2042.57ポイント(7.51ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億1608万株

 4月24日(月)前場の東京株式市場は、コロナにかかわる入国制限の5月完全撤廃やゴールデンウイーク接近などでJR東海<9022>(東証プライム)や京都ホテル<9723>(東証スタンダード)が高いなど、旅行・インバウンド関連株に注目が集まり、ANAホールディングス<9202>(東証プライム)は業績予想の増額や中国便の大幅増便などもあり活況高。百貨店株や不動産株も高い。半面、半導体株、鉄鋼、海運、大手商社などは軟調。日経平均は67円高で始まり、午前10時過ぎに116円28銭高(2万8680円65銭)まで上げ、前引けもしっかりとなった。

 ひらまつ<2764>(東証プライム)が一段高となりレストランに加えホテル、ブライダル事業も回復強まるとの見方。USEN-NEXT HOLDINGS<9418>(東証プライム)は好決算を受けた上げ相場に加え証券会社による目標株価の引き上げが伝えられ一段高。朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は熱電モジュール量産との化学工業専門紙報道が出て業績回復期待に上乗せされストップ高。Welby<4438>(東証グロース)は国立がん研究センター中央病院などとの共同プロジェクトが連日好感され2日連続ストップ高。ispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)今週26日にも月着陸機が着陸の予定で最高値に向け急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は4億1608万株、売買代金は1兆398億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1303銘柄、値下がり銘柄数は432銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、空運、陸運、医薬品、情報通信、不動産、精密機器、建設、その他製品、ゴム製品、電力ガス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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