【株式市場】日経平均196円高で3万円に乗る、1年8か月ぶり

◆日経平均は3万39円41銭(196円42銭高)、TOPIXは2132.74ポイント(5.56ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加気味で7億1566万株

 5月17日(水)前場の東京株式市場は、引き続き海外資金の流入を期待する買いなどが旺盛で、日経平均への寄与度の高いソフトバンクG<9984>(東証プライム)やアドバンテスト<6857>(東証プライム)などが上げ、自動車、大手商社なども総じて堅調となった。また、JR各社や私鉄株に年初来の高値更新が続出、日本製紙<3863>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)なども高い。日経平均は取引開始から36分ほどで3万円の大台に乗り、午前11時過ぎに217円73銭高(3万60円72銭)まで上げ、前引けも3万円台を維持。取引時間中の3万円台は2021年9月28日以来、1年8か月ぶりとなった。

 メドレー<4480>(東証グロース)が2日続けて急伸し第1四半期の黒字化と今期業績予想など連日好感。青山商事<8219>(東証プライム)やレーサム<8890>(東証スタンダード)は3日続けて大幅高となり今期の大幅増益予想など連日好感。サイバー・バズ<7069>(東証グロース)は花王とライオンの水平リサイクル再生材料によるエコ製品化で恩恵の可能性があるとかで急反発しストップ高。クオールホールディングス<3034>(東証プライム)は第一三共グループ企業の全株式取得が好感されて買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加気味で7億1566万株、売買代金は1兆6040億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は801銘柄、値下がり銘柄数は925銘柄。

 東証33業種別指数は18業種が値上がりし、保険、パルプ紙、空運、その他製品、情報通信、陸運、銀行、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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