【株式市場】日経平均は496円高、米次期財務長官に投資ファンド経営者とされ買い安心感

◆日経平均は3万8780円14銭(496円29銭高)、TOPIXは2715.60ポイント(19.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は27億4589万株

 11月25日(月)後場の東京株式市場は、日経平均が498円高で始まったが、半導体株の一部が値を消したため13時にかけて390円高までダレる場面があった。しかし、前場の円高が鈍化したことなどで持ち直し、大引けは上げ幅を500円近くまで拡げ2日続伸となった。米国の次期財務長官に投資ファンド経営者とされたことも買い心理に寄与したようで、各業種の代表格のTDK<6762>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)、三菱重<7011>(東証プライム)、ファナック<6954>(東証プライム)などが一段強調。第一生命HD<8750>(東証プライム)も一段高。東京メトロ<9023>(東証プライム)は上場来高値を更新。出来高は海外株価指数の日本株入替に伴う売買があったもようで増加。

 後場は、バリューHR<6078>(東証プライム)が一段と上げ、「手取を増やす」政策で健康保険料の見直しが行われる場合は需要増加の公算とされ高値を更新。ミガロHD<5535>(東証プライム)も一段と上げ顔認証システムなど材料視。サンエー化研<4234>(東証スタンダード)はストップ高で寄った後売買交錯だが自社株買いなど好感。セカンドサイトA<5028>(東証グロース)はAI新製品などに期待とされ一段と上げストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は海外株価指数の日本株入替に伴う売買があったもようで27億4589万株(前引けは9億1131万株)、売買代金は6兆5076億円(同2兆1473億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は744(前引けは1182)銘柄、値下がり銘柄数は823(同401)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けは海運を除く32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、サービス、保険、医薬品、化学、陸運、証券商品先物、精密機器、その他製品、機械、電気機器、輸送用機器、パルプ紙、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る