シナネンHD、埼玉県蕨市で「ダイチャリ」を活用したシェアサイクル実証実験を開始

■新たな都市交通システムとしての有効性などを検証、5月15日より

 シナネンホールディングス(シナネンHD)<8132>(東証プライム)の子会社で、シェアサイクル「ダイチャリ」を運営するシナネンモビリティPLUSと国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を提供するOpenStreet(東京都港区)は、埼玉県蕨市を含めた3者で「蕨市シェアサイクル事業の実証実験に関する基本協定」を5月15日(月)に締結し、シェアサイクル事業の実証実験を開始する。実証実験期間は、2023年5月15日(月)~2027年3月31日(水)としている。写真左から、モビリティPLUS三橋美和社長、蕨市 賴髙英雄市長、OpenStreet工藤智彰社長

■同実証実験の概要

 同実証実験では、OpenStreetが提供するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活⽤したシェアサイクル「ダイチャリ」の運営を通じて、公共交通機能の補完・代替や、周辺の市との広域連携による地域の活性化、観光振興等に資する新たな都市交通システムとしての有効性などを検証する。

 5月15日以降、蕨市内の公園や公共施設、蕨駅周辺など9ヶ所に、順次シェアサイクルの貸し出し・返却拠点となるステーションを設置し、シェアサイクルの実証実験を開始。なお、蕨市近隣のさいたま市、川口市、戸田市では既に約550ヶ所(2023年3月末時点)のステーションが設置されており、地域を超えた広域的な利用が見込まれる。

■各社の役割

 モビリティPLUSは、同実証実験で、シェアサイクル「ダイチャリ」の運営および、コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアなど民間企業と連携したステーションの開拓、シェアサイクル事業の実施に係る関係事業者との調整といった役割を担う。

 OpenStreetは、同実証実験で、シェアサイクル運営に係る全体の管理、シェアサイクルプラットフォームとなる「HELLO CYCLING」のアプリケーションおよびシステム、付随する機器類の提供や各種データの収集を担う。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る