セコムは年初来の高値を連日更新、株主提案に反対、ひとまず買い先行に

銘柄フラッシュ

■自社株買いについては継続的に行っていることなど示す

 セコム<9735>(東証プライム)は5月23日、一段と強含んで始まり、取引開始後は9547円(103円高)まで上げて年初来の高値を更新し、2021年4月以来の9500円台に進んでいる。22日の15時、株主提案への反対を発表し、ひとまず買い先行となっている。

 発表によると、同社株主でフランスに拠点を置く投信会社ロンシャン・SICAV(代理人ダルトン・インベストメンツ・インク)から、2023年6月27日開催予定の定時株主総会で(1)自己株式取得の件、(2)取締役が保有する株式の取扱いに関する定款変更の件、(3)社外取締役の構成に関する定款変更の件、などの株主提案を行う旨の書面を受領し、検討してきた結果、本株主提案について反対することを決議した。自己株式の取得(自社株買い)については、22年2月から6月にかけて、総額約300億円の規模で実施したのに続き、23年2月9日の取締役会においても、250億円を上限とする自己株式の取得を決議し、4月末までに180億円規模、また5月に入っても実施するなど、継続的に行っているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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