鳥貴族HDが高値を更新、7月通期の業績・配当予想の増額修正など好感

■「鳥貴族」の売上げ想定超、純利益は従来予想を76%上回る見込みに

 鳥貴族HD(鳥貴族ホールディングス)<3193>(東証プライム)は6月12日、大きく出直って始まった後一段高となり、12%高の2517円(277円高)まで上げてほぼ1か月ぶりに年初来の高値を更新し、2022年12月以来の水準に進んでいる。9日の15時に第3四半期決算と7月通期の業績・配当予想の増額修正を発表し、注目再燃となった。今7月期の親会社株主に帰属する当期純利益(連結)は従来予想を76.3%上回る4.67億円の見込みに見直した。

 今7月期は、原材料費やエネルギーコスト高騰の影響を受けたものの、主軸の「鳥貴族」における売上高が想定を上回って推移したことなど受け、営業利益は同42.4%上回る12.2億円の見込みに見直した。営業利益は前期の赤字から黒字に転換する。また、7月期末配当は、1株につき従来予想比2円増の6円の予定(前年同期比2円増)とした。年間では10円(前期比6円の増配)になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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