トビラシステムズは朝安を切り返し9%高、第2四半期の営業利益27%増など次第に好評価

■朝寄りの下げについては通期予想を増額せず据え置いたためとの見方

 トビラシステムズ<4441>(東証プライム)は6月12日、5%安(45円安の922円)で始まった後切り返し、午前10時を過ぎては9%高の1053円(86円高)まで上げて出直りを強めている。9日の16時に発表した第2四半期決算(2022年11月~23年4月・累計)は前年同期比で売上高20.3%増、営業利益27.5%増となるなど好調。朝寄りの下げについては、10月通期の予想を増額せず据え置いたことが要因との見方があるが、売り一巡後は次第に騰勢を強める相場になっている。

 第2四半期累計期間は、迷惑情報フィルタ事業のサービス別売上高がモバイル向けで378百万円(前年同期比14.2%増)となるなど、個々に好調な事業が目立ち、全社売上高(非連結)は前年同期比20.3%増の10.09億円となり、営業利益は前年同期比27.5%増の3.57億円となった。10月通期の業績予想は全体に据え置き、営業利益は前期比10.9%増の6.0億円。第2四半期まででこの予想の約6割に達した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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