【株式市場】日経平均は288円高となりバブル崩壊後の高値を連日更新、「解散」の思惑買いも

◆日経平均は3万3307円43銭(288円78銭高)、TOPIXは2284.49ポイント(19.70ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億9413万株

 6月14日(水)前場の東京株式市場は、値がさ半導体関連株の中に朝高の後ダレる銘柄場がみられたものの、NYダウの6日続伸やNYで取引される日本株の多くが活況高だったことなどを受け、日経平均は朝寄り後に459円56銭高(3万3478円21銭)まで上げる場面があり、2日続けてバブル崩壊後の相場の高値を更新した。トヨタ<7203>(東証プライム)が連日高値を更新し、日立製<6501>(東証プライム)、コマツ<6301>(東証プライム)などの「国際優良株」も連日高値を更新。住友商事<8053>(東証プライム)なども連日高値に進み、引き続き海外勢の動きが活発のもようだった。

 衆議院の解散が行われた場合、解散後の相場は選挙投票日まで高いとのジンクスがある。

 トルク<8077>(東証プライム)が急伸し業績予想の増額など好感。アイティフォー<4743>(東証プライム)は自社株買いなど好感され一段高。アセンテック<3565>(東証プライム)は第1四半期決算を見直す買いとされ急反発。フレンドリー<8209>(東証スタンダード)は中盤から一段と上げストップ高となり5月の既存店売上高11.6%増など受け業績上振れ期待が再燃の見方。ビジョナリーホールディングス<9263>(東証スタンダード)は第3四半期決算など好感され急出直り。インフォネット<4444>(東証グロース)は3日連続ストップ高となりChatGPT連携による製品のバージョンアップなど連日好感。ファンペップ<4881>(東証グロース)は花粉症薬候補物質の前臨床試験開始が好感され一時15%高。

 14日新規上場のGlobee<5575>(東証グロース)は前場、買い気配のままで初値はついていない。

 東証プライム市場の出来高概算は7億9413万株、売買代金は2兆3325億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1121銘柄、値下がり銘柄数は633銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属、卸売り、鉱業、銀行、証券商品先物、空運、その他金融、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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