タムロンは増配と自己株式の消却が好感され2007年以来の高値、6月中間配当を5円増の35円に

■消却は160万株(発行株数の6.4%)、株式価値が向上

 タムロン<7740>(東証プライム)は6月21日、一段高となり、取引開始後に7%高の4105円(285円高)まで上げ、2日ぶりに年初来の高値を更新し、株式分割を調整後の相場で2007年以来の4000円台に進んでいる。20日の15時に6月中間配当の増配と自己株式の消却を発表し、好感されている。急伸後は売買交錯となり、歴史的高値とあって利食い売りが出ているもよう。ただ、今回は増配を見送った期末配当への増配期待はある。

 4月に業績予想の増額修正を発表し業績が好調なことを踏まえ、23年12月期の中間配当金を前年同期比、従来予想比各5円増配し、1株当たり35円とすることとした。期末配当予想は90円を据え置いたが、これにより、今期の1株当たり年間配当金は125円となり、過去最高の年間配当額になる。

 また、普通株式160万株(消却前の発行済株式総数に対する割合6.40%)を消却予定日23年6月30日として消却するとした。株式価値が6.40%向上する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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