ファミリーマートはココストア買収「本日付議」とし高い

ファミリーマート

 ファミリーマート<8028>(東1・売買単位100株)は朝寄り後に5280円(110円高)まで上げて出直る展開となった。東海地方を地盤とする中堅コンビニエンスストアチェーン、ココストア(名古屋市)に対する買収報道が日本経済新聞の8日付朝刊で伝えられ、ファミリーマートは9時過ぎに東証IR開示で「本日開催の取締役会において付議する予定」とした。

 中国株の波乱を受けて全体相場が急落した8月中下旬に6000円前後から5190円まで下げ、続いて9月7日には5110円まで下げたため、今回の下げ局面ではまだ下値切り下げ型が続いている。セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)ローソン<2651>(東1)も同様だ。テクニカル的には、まず下げ止まることが先決の状態のため、ココストア買収への評価が注目される。セブン&アイ・ホールディングスは小安い。

 報道によると、すでに経営統合を決定しているユニーグループホールディングス<8270>(東1)を含めた店舗数は単純計算で1万8300店超になり、最大手のセブン―イレブン・ジャパン(約1万8000店)と同規模になるとした。

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