【株式市場】日経平均は304円高、NYダウの7日ぶり反発と円安など好感

◆日経平均は3万2842円39銭(304円06銭高)、TOPIXは2279.01ポイント(25.20ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億3994万株

 6月28日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの7日ぶり反発や円安継続などを受けてアドバンテスト<6857>(東証プライム)などの値がさ半導体株群が軒並み上げ、自動車、機械株なども堅調で大手商社株も総じてしっかりとなった。ANAホールディングス<9202>(東証プライム)など空運2銘柄は円安・外国人観光客の増加といった連想も言われて3日ぶりに高値を更新。日経平均は取引開始後に346円93銭高(3万2885円26銭)まで上げ、その後は一進一退となったが前引けも上げ幅300円台を保った。

 日本板硝子<5202>(東証プライム)が大きく上げ欧州の合弁先のロシア企業売却にともなう戻り入れ利益など好感。ハニーズホールディングス<2792>(東証プライム)は配当予想の増額修正など好感され急伸。大谷工業<5939>(東証スタンダード)は一段高となり世界野球の時も米プロ野球の大谷選手の活躍とともに活況高とされ思惑買いの様子。上場2日目のエリッツHD<5533>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高。同じく2日目のクオリプス<4894>(東証グロース)は初値後の下げから急反発となりストップ高。

 新規上場のノイルイミューン・バイオテック<4893>(東証グロース)は、午前8時10分過ぎに695円(公開価格は740円)で初値をつけ、その後775円まで上げて前引けは717円。プロディライト<5580>(東証グロース)は前場、買い気配を上げたまま初値がつかず、前引けは2448円(公開価格1440円の70%高)で買い気配となった。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3994万株、売買代金は1兆8027億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1581銘柄、値下がり銘柄数は207銘柄。

 東証33業種別指数は30業種が値上がりし、空運、証券商品先物、輸送用機器、情報通信、その他金融、銀行、ガラス土石、非鉄金属、鉄鋼、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る