三越伊勢丹HDが堅調、6月の百貨店売上高好調で再び出直る

■高付加価値商品の売上が牽引、夏物衣料・服飾雑貨が特に好調

 三越伊勢丹HD(三越伊勢丹ホールディングス)<3099>(東証プライム)は7月4日、反発基調で始まり、取引開始後は1472.0円(15.5円高)まで上げて再び出直っている。3日夕方に6月の月次動向(三越伊勢丹ホールディングス国内百貨店事業・売上速報)を発表し、(株)三越伊勢丹・計が前年同月比14.3%増加、グループ百貨店を含めた国内百貨店・計は同11.2%増加。好感買いが先行している。日経平均が反落模様のため伸びきれないが、株は33年ぶりの高値圏まで上げて来ているため、消費回復傾向に資産効果も加わって追い風になる期待が出ている。

 三越、伊勢丹の両本店を中心に、高付加価値商品の売上が牽引した。宝飾・ハンドバッグが引き続き好調であった他、外出需要の増加を背景に夏物衣料・服飾雑貨が特に好調で、売上を牽引した。伊勢丹新宿本店は2022年4月以降、15か月連続で2018年度を上回る実績で推移した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る