ABホテルが一段高、中国の「春節」28日スタート、春の大阪万博も展望し注目続く

■業績は連続最高の見込み、3月期末に創立10周年の記念配当

 ABホテル<6565>(東証スタンダード)は1月28日、続伸一段高となり、午前10時20分過ぎに11%高の1725円(167円高)まで上げて2024年5月以来の1700円台に進んでいる。連続最高益を見込む好業績に加え、中国での大型連休「春節(旧正月)」が1月28日から始まることや、春の大阪万博、さらに、京都市が最高1万円の「宿泊税」を早ければ3月にも導入する可能性があることなどが買い材料としていわれている。3月期末には10周年記念配当も行う予定だ。

 2024年10月1日に創立10周年を迎えた。これを記念するとともに日頃のご支援に感謝の意を表すため、25年3月期末配当に記念配当1株3円を加えて20円(前期比4円の増配)の配当を予定している。ビジネスホテル業界に属するが、「観光立地の朝食メニューを見直しするなど、宿泊稼働率の維持に努め」「インバウンド需要や国内の旅行需要が増加したことによって1室あたりの宿泊単価は上昇」(第2四半期の決算短信より)した。24年9月中間期の連結業績は売上高、営業利益、経常利益、中間純利益いずれも中間会計期間における過去最高を更新し。25年3月通期でも各々連続最高を更新する見込みとしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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