リネットジャパンGは断続的に戻り高値を更新、マイクロファイナンス会社の譲渡で連結有利子負債など大きく圧縮

■圧縮分を今後の成長戦略「環福連携モデル:ESモデル」推進に充当

 リネットジャパンG(リネットジャパングループ)<3556>(東証グロース)は7月6日の後場寄り後に一段と強含む相場となり、625円(28円高)まで上げて2日ぶりに戻り高値を更新し、今年3月につけた年初来の高値644円に迫っている。6月29日のマイクロファイナンス事業の譲渡発表から動意を強め、断続的に戻り高値を更新しており、譲渡益やバランスシート圧縮効果への期待は根強いようだ。

 6月29日、カンボジアでマイクロファイナンス事業を行うCHAMROEUN MICROFINANCE PLC.社(チャムロン社)の全株式の譲渡を発表した。連結決算ベースで1.5億円程度の利益計上を見込む(時期と確定額は未定)。また、チャムロン社は連結総資産110億円(2023年3月末現在)のうち、62%に及ぶ68億円(同)を占める関係会社だったため、連結バランスシートから外れることにより、リネットジャパンGの連結総資産、連結有利子負債は大きく圧縮される。このバランスシート圧縮分を、今後の成長戦略である「小型家電リサイクル事業」と「ソーシャルケア事業」を軸にした「環福連携モデル:ESモデル」の拡大推進戦略に向け積極的な投資検討を行って行くとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る