串カツ田中HDは「月次報告の再開」好評のようで全体相場の下落に逆行高

■約3年ぶりに再開、6月の売上高は既存店が9.3%増加

 串カツ田中HD(串カツ田中ホールディングス)<3547>(東証スタンダード)は7月10日、次第高となって反発幅を広げる相場となり、午前11時過ぎに2%高の1673円(32円高)まで上げ、出直りを強めている。7月6日午後、「月次報告の再開」について発表し、2020年4月の発表を最後に取りやめていた月次動向の開示を再開。翌7日の株価は小安かったが、あらためて好感し直される様子がある。23年6月の売上高は既存店が前年同月比9.3%増加し、全店は同7.1%増加した。

 月次動向の開示の取りやめを発表した際のリリースでは、「既存店前年同期比で株価が上下するため、不必要な販促・キャンペーンにつながり、長期的な観点での経営・ブランディングに支障があること」などを要因として挙げたが、再開に際しては、「株主はじめ投資家の皆様によりタイムリーに投資判断の機会を提供することが必要であると判断」とした。株式市場関係者の反応は、知る限り大多数が開示に賛成の意向だ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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