カルナバイオサイエンスは2日連続大幅高、米国での特許を好感、今後のマイルストーン収入などに注目再燃

■導出先からは契約一時金を受領、さらに最大450百万ドル(約585億円)が

 カルナバイオサイエンス<4572>(東証グロース)は7月10日、一段高となり、取引開始後に15%高の1046円(136円高)まで上げた後も14%高前後で推移し、7日のストップ高(150円高の910円、約20%高)に続き2日連続大幅高となっている。7日付で、同社が創出した新規脂質キナーゼDGKα阻害剤のプログラムに関連して、導出先であるギリアド・サイエンシズ・インク(米国カルフォルニア州、ギリアド社)と共同出願した特許が米国特許商標庁より特許査定を受けたと発表し、好感した買いが集中。週明けも買い材料視されている。

 発表によると、ギリアド社への導出は2019年6月になり、契約締結時に一時金として20百万ドル(約21億円)を受領した。このほか、開発状況や上市などの進捗に応じて追加的に最大で450百万ドル(約585億円、1ドル130円で換算)のマイルストーン・ペイメントを受け取ることになり、さらに、本プログラムにより開発された医薬品の上市後の売上高に応じたロイヤリティを受け取ることになっているとした。特許に関する発表を受け、将来のマイルストーン収入やロイヤリティが改めて注目し直されたようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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