【株式市場】日経平均は214円安、日米の金利上昇など受け高業績株や材料株を個別に物色

◆日経平均は3万2173円88銭(214円54銭安)、TOPIXは2244.03ポイント(10.87ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億1179万株

 7月10日(月)前場の東京株式市場は、米金利が雇用統計などを受けて上昇し、国内金利も強含んで始まったことや為替の円高などを受け、高業績株や材料株を個別に物色する相場となった。第3四半期の3ヵ月間が好調だった良品計画<7453>(東証プライム)が活況高となり、業績予想の増額などで7日にストップ高のオンワードHD<8016>(東証プライム)は一段高。大規模な一体成型の「ギガキャスト」で注目されたリョービ<5851>(東証プライム)も活況高。日経平均は取引開始後に170円56銭高(3万2558円98銭)まで上げたが、これを高値にダレ模様に転じ、午前10時40分にかけては305円48銭安(3万2082円94銭)まで下押し、前引けも冴えなかった。

 中で、トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は出直りを強め、毎月初7営業日目をメドに開示する月次動向への期待が再燃。ネオジャパン<3921>(東証プライム)は『ChatGPT』とのセキュアな連携を実現するビジネスチャット『ChatLuck』の今夏提供開始に期待再燃し出直り拡大。環境管理センター<4657>(東証スタンダード)は引き続き原発処理水に関連する継続的な検査需要への期待などで思惑売買が交錯し一転ストップ高。ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は米Meta社の新SNSサービス「Threads(スレッズ)」に関する支援サービス開始に注目集まり2日続けて大幅高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億1179万株、売買代金は1兆7227億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1074銘柄、値下がり銘柄数は692銘柄。

 東証33業種別指数は9業種が値上がりし、鉱業、小売り、パルプ紙、石油石炭、情報通信、建設、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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