【株式市場】日経平均は475円高、金利上昇懸念の後退など受け後場一段と上げる

◆日経平均は3万2419円33銭(475円40銭高)、TOPIXは2242.99(21.51ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億9918万株

 7月13日(木)後場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)が13時過ぎにかけて一段と上げ、レーザーテック<6920>(東証プライム)は大引けまで一段ジリ高など、前場に続いて半導体関連株の強さが目立ち、内外金利への過度な警戒感の後退、NY株高などを受け活況高となった。朝方の円高が鈍化したこともありトヨタ<7203>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)も13時頃にかけて一段高。鉄鋼株や大手商社株も一段と強含んだ。日経平均は13時頃にかけて540円47銭高(3万2484円40銭)まで一段と上げ、、大引けも上げ幅400円台で大幅反発となった。

 後場は、三井住友FG<8316>(東証プライム)が一段ジリ高となり、銀行・証券業務を英国で一体化との報道など好感。金利上昇期待も言われたが他のメガバンクは軟調なため今日は金利で動いた訳ではなさそうとの見方。松竹<9601>(東証プライム)は14時発表の四半期決算を受けて急伸一段高。アトラエ<6194>(東証プライム)は13時過ぎから一段高となり三井住友FGグループとの合弁会社など好感。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東証プライム)も一段と上げ、香港や中国が日本の特定地域の食品輸入を止めた場合「漁夫の利」との見方。ケイブ<3760>(東証スタンダード)は後場寄り後に一段と上げて大引けまでストップ高となり5月決算と今期予想など好感。シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>(東証スタンダード)は業績予想の増額修正が好感され朝から大引けまで終日買い気配のままストップ高。スマートドライブ<5137>(東証グロース)は「物流の2024年問題」が追い風とされ一段高。ソーシャルワイヤー<3929>(東証グロース)は企業同士をマッチングさせるチャットシステム開始など好感され前場の上げ幅をほぼ保って推移。

 東証プライム市場の出来高概算は11億9918万株(前引けは6億761万株)、売買代金は3兆2829億円(同1兆7007億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1089(前引けは1173)銘柄、値下がり銘柄数は668(同565)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、サービス、電気機器、精密機器、医薬品、卸売り、情報通信、その他製品、パルプ紙、機械、鉱業、化学、鉄鋼、非鉄金属、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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