クロスプラスはストップ高買い気配、業績予想を大幅に増額修正し配当を倍増

株式市場 銘柄

■素材や機能など高めたNB商品を強化、アパレル卸・小売とも好調

 クロスプラス<3320>(東証スタンダード)は7月20日、急伸し、気配値のままストップ高の969円(150円高、18%高)に達して大きく出直る相場となっている。19日の15時に業績予想と配当予想の大幅な増額修正を発表し、好感買いが集中。値がつけば約1か月ぶりに年初来の高値を更新し、2021年以来の高値に進むことになる。

 発表によると、今期・2024年1月期の通期連結営業利益は、従来予想の4倍の12億円の見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.6倍の13億円の見込みに見直した。第2四半期累計期間(23年2~7月)にショッピングセンターやファッションビルなどの復調が進む中で、アパレル卸売、アパレル小売ともに好調に推移し、利益面では、素材や機能などを高めたNB商品の強化に加え、仕入原価上昇に対応する価格転嫁や、アセアン生産比率を高め仕入原価の低減を図ったことなどが寄与した。

 配当予想は、第2四半期末、期末とも各1株につき5円増配の12円(前期実績の2倍)とし、年間では10円増配の24円(同2倍)に修正するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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