【株式市場】日経平均は後場一段と上げ222円高、3日ぶり反発、日銀の低利継続に期待

◆日経平均は3万2891円16銭(222円82銭高)、TOPIXは2295.14ポイント(12.05ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億3736万株

 7月27日(木)後場の東京株式市場は、日立<6501>(東証プライム)やトヨタ<7203>(東証プライム)が値を戻して始まりジリ高相場に転換し、前場安かったキヤノン<7751>(東証プライム)は次第に下げ幅を縮めるなど、各セクターの代表各に買いが入る相場になった。このため、28日に判明する日銀の会合では異次元緩和が継続だろうといった読みもあり、不動産、製紙なども一段ジリ高となった。日経平均も一段上げて始まった後さらに上値を追い、13時過ぎに270円25銭高(3万2938円59銭)まで上げ、その後は大引けまで高値圏で推移し3日ぶりの反発となった。

 後場は、キッコーマン<2801>(東証プライム)や王子HD<3861>(東証プライム)も一段ジリ高となり、「10月また値上げ」(日経朝刊)と伝えられた日清オイリオグループ<2602>(東証プライム)は小幅高だが高値引け。フジオーゼックス<7299>(東証スタンダード)は業績予想の大幅増額など好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。日本テレホン<9425>(東証スタンダード)はリユースPC事業好調とされ一段と上げストップ高で5日続伸。エアークローゼット<9557>(東証グロース)はライセンス契約による「ディズニー」事業に期待集まり前場から大引けまで買い気配のままストップ高。アクリート<4395>(東証グロース)は6月締めの中間決算に期待とされ一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億3736万株(前引けは6億3596万株)、売買代金は3兆2267億円(同1兆5625億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1126(前引けは652)銘柄、値下がり銘柄数は621(同1090)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、保険、その他製品、鉄鋼、海運、サービス、不動産、小売り、陸運、銀行、その他金融、パルプ紙、情報通信、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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