【株式市場】前場の日経平均は55円高、朝方の219円高からダレるが食品、消費関連株などしっかり

◆日経平均は3万2225円72銭(55円73銭高)、TOPIXは2301.03ポイント(1.22ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億4320万株

 8月29日(火)前場の東京株式市場は、NY株の2日続伸などを受けて自動車、機械、電子部品、半導体関連株などが続伸基調で始まったものの、ほどなく軟化する銘柄が目立ち、高安混在となった。海運、大手商社株も高安混在。一方、明治HD<2269>(東証プライム)やサッポロHD<2501>(東証プライム)は高値を更新した後も堅調。資生堂<4911>(東証プライム)は原発処理水に関する中国の反応が懸念されつつも堅調。東京電力HD<9501>(東証プライム)も高値を更新。日経平均は午前9時半頃の219円13銭高(3万2389円12銭)を上値に一進一退からダレ模様となったが前引けも堅調で続伸基調を保った。

 ワタミ<7522>(東証プライム)が一段高となり水産物の市況予想や第1四半期に計上した為替差益の環境が第2四半期も継続とされ高値を更新。かんなん丸<7585>(東証スタンダード)も鮮魚市況への期待などで2日連続ストップ高。アディッシュ<7093>(東証グロース)はネット監視システムのTikTokとの連携を受けた24日の急伸相場に新たな資金参入の可能性が言われ再び急伸し一時ストップ高。HOUSEI<5035>(東証グロース)も米企業との連携が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億4320万株、売買代金は1兆4799億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1026銘柄、値下がり銘柄数は730銘柄。

 東証33業種別指数は22業種が値上がりし、電力ガス、陸運、不動産、サービス、水産農林、繊維製品、空運、小売り、機械、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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