M&A総研HDは後場も2ケタの値上がり率続く、第3四半期の大幅増益に注目集まる

■前期は非連結だが売上高2.2倍、成約件数とも最高を更新

 M&A総研HD(M&A総研ホールディングス)<9552>(東証グロース)は7月31日の後場、12%高の3975円(420円高)で売買開始となり、前場の一時19%高(695円高の4250円)には及ばないものの前日比で急反発の出直り相場を続けている。28日に発表した第3四半期決算(2022年10月~23年6月・累計)は前期まで単独決算だったが、単純比較すると売上高は前年同期の2.2倍になり、営業利益は2.1倍。「売上高・成約件数ともに過去最高を更新」(説明資料)したことなどが好感されている。

 同社では一人当たりの売上高の最大化を重要視しており、この期の譲渡企業担当M&Aアドバイザーの一人当たり売上高は74百万円(前年同期比20.1%増)。「成約単価は減少しているが、成約件数が過去最高となり、一人当たり売上高も前期水準を維持しているため問題ない」(同)としている。今期・23年9月期の連結業績予想は全体に据え置き、営業利益は40億円を想定。第3四半期までで36.1億円に達している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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