ニチレイが上場来の高値を更新、第3四半期好調で通期の業績予想を増額修正

■低温物流事業が好調、コスト高の緩和、料金適正化、業務効率化

 ニチレイ<2871>(東証プライム)は2月7日、再び上値を追って始まり、取引開始後は5%高の3783.0円(178.0円高)まで上げて約1か月半ぶりに上場来の高値を更新している。6日の15時に第3四半期決算と通期業績予想の増額修正を発表し、好感されている。

 第3四半期累計期間(2023年4~12月期)は、低温物流事業で国内・海外ともに保管・運送需要を着実に取り込むとともに、コスト高影響の緩和、料金の適正化、業務の効率化を進めたことなどで増収・増益となり、連結売上高は前年同期比2.7%増加し、営業利益は同17.8%増加した。今期・24年3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、売上高は23年10月に開示した従来予想を1.9%上回る見込みに、営業利益は同10.8%上回る見込みに、当期純利益は同11.3%上回る見込みに引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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