イビデンは3週間ぶりに高値を更新、米半導体株高に乗り子会社合併効果への期待も加わる

株式市場 銘柄

■今期は期初から減収・減益を見込むが株価は消化済みの展開

 イビデン<4062>(東証プライム)は8月24日、続伸基調で始まり、取引開始後に8%高の9030円(706円高)まで上げて約3週間ぶりに高値を更新し、2007年来の9000円台に進んでいる。米半導体大手向けのICパッケージ事業が好調で、このところの米半導体株高を受けた半導体関連株人気に乗る上、22日付で完全子会社イビデングラファイト株式会社の吸収合併を発表し、さらなる効率化などに期待が強まっている。

 今期・2024年3月期の連結業績予想は期初から減収・減益を見込んでおり、売上高は4000億円(前期比4.2%減)、営業利益は520億円(同28.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は330億円(同36.8%減)、1株利益は236円31銭。株価は消化済みの展開になっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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