アディッシュは後場も20%高で急伸相場を継続、『TikTok』の「炎上」など監視する新サービスに注目集中

■『TikTok』をマーケティングに活用する会社が増えリスクも拡大

 アディッシュ<7093>(東証グロース)は8月24日、急伸相場となり、前場一時ストップ高の1350円(300円高、29%高)まで上げ、後場も13時にかけて23%高の1290円(240円高)前後で売買され、約2ヵ月ぶりに1300円台を回復している。「誹謗中傷・炎上対策」「学校向けネットいじめ対策」といったカスタマーサクセスソリューション事業などを行い、23日、『TikTok(ティックトック)』のリスク対策を一層強化する新サービスを発表し、買い材料視されている。

 23日、「企業のTikTok公式アカウントのリスク対策を一層強化するために、アディッシュ独自の監視システム『Police』にTikTok’s Accounts APIを連携した」と発表、TikTokに投稿された動画に対するコメントを、『Police』を通して24時間365日体制で監視するとして注目集中となった。

 発表によると、『TikTok』利用者数の増加にともない、企業が『TikTok』をマーケティングに活用する取り組みも増加し、2021年(令和3年)頃から、アディッシュにはTikTok監視に関する問い合わせと共に、『TikTok』を利用する上でのリスク対策についての相談が入っていた。実際、利用者が増加する中で、『TikTok』に投稿した動画による炎上事例も出ているほか、特定のアカウントに向けた誹謗中傷なども見受けられ、リスク対策は急務となっている。

 23年7月に『TikTok』がデータ取得のためのTikTok’s Accounts APIを公開後、『Police』と連携し、新着投稿・コメントをほぼリアルタイムで取り込めるようになったことで、SNSリスクとなりうる事象の早期発見・早期対応が可能となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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