【株式市場】日経平均は97円高、後場の中頃から堅調に転じ7日続伸、3万3000円台を回復

◆日経平均は3万3036円76銭(97円58銭高)、TOPIXは2377.85ポイント(4.42ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億4779万株

 9月5日(火)後場の東京株式市場は、前場軟調だった三菱商事<8058>(東証プライム)が次第に小高くなり、やはり一服模様だった川崎汽船<9107>(東証プライム)も再びジリ高基調になるなど、景気敏感株の一角が強く、日本製鉄<5401>(東証プライム)も徐々に下げ幅を縮めて持ち直した。また、半導体関連株の一角が強くキーエンス<6861>(東証プライム)は14時過ぎから上げ始めて高値引け。日経平均は24円安で始まり、14時前には小高くなり、大引けは一段と強含んで7日続伸となった。週末8日に年4回のメジャーSQ算出があるため、週央にちょっとした波乱がありそうとの予想はあったが、TOPIXは3日続けて33年ぶりの高値を更新した。

 後場は、東映<9605>(東証プライム)が一段と上げ幅を広げ、証券会社の投資判断など好感。三菱地所<8802>(東証プライム)が一段と強含むなど不動産株の一角も強く、JFEシステムズ<4832>(東証スタンダード)は親会社の大型資金調達と投資が好感され一段ジリ高。サンバイオ<4592>(東証グロース)も一段ジリ高となり31日の「SB623」(慢性期外傷性脳損傷プログラム」に関する発表を連日好感。ステムリム<4599>(東証グロース)は中国での特許など好感され一段ジリ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億4779万株(前引けは6億5853万株)、売買代金は3兆4891億円(同1兆7230億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1076(前引けは664)銘柄、値下がり銘柄数は671(同1073)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、不動産、鉱業、海運、繊維製品、化学、機械、陸運、空運、小売り、その他金融、その他製品、電気機器、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る