ステムリムは後場一段と出直る、『レダセムチド』が心筋症や心不全治療に関し中国で特許

■業績は23年7月期に完全黒字化する見込み

 ステムリム<4599>(東証グロース)は9月5日の後場、一段と強含む相場となり、5%高の842円(43円高)まで上げた後も840円前後で売買され、下値圏からの反発を強めている。買い材料としては、4日に再生誘導医薬『レダセムチド(HMGB1断片ペプチド)』について中国での特許登録を発表したことが言われ、業績も2023年7月期に完全黒字化する見込みとしていることを思い出して注目し直す動きがあるようだ。

 発表によると、『レダセムチド』の中国での特許は、心筋症、陳旧性心筋梗塞、およびそれらに伴う慢性心不全に対する新規治療に係る用途特許で、本特許の成立を含め、現在までに全世界で100件超の特許が成立したとした。業績面で注目度が強いため、特許発表を受けて買いに踏み切る動きが強まる形になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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