科研製薬、セルソースとのエクソソーム医薬品の創出に向けたフィージビリティ・スタディ契約を締結

■整形外科領域における医薬品の創出を目指す

 科研製薬<4521>(東証プライム)は13日、セルソース(東京都渋谷区)とエクソソームを含む細胞外分泌物を用いた整形外科疾患の治療又は予防に関する日本初の医薬品の創出に向けたフィージビリティ・スタディ契約の締結を発表した。

 セルソースは再生医療に用いられる脂肪由来幹細胞等の加工受託サービスを展開しており、 幹細胞加工ならびに培養上清液の取り扱いについて豊富な実績を有している。またエクソソームのはたらきに早期に着目し、行政や学術機関とのエクソソームの実用化に向けた共同研究を積極的に行い、エクソソームの医薬品化へ向けた効果検証や独自の製造プロセスの開発を実施している。

 科研製薬は、「長期経営計画2031」の研究開発Transformationの中で、再生医療を実現化するモダリティとしてエクソソームを選定し、そのための専門企業との協業などを施策として掲げている。同契約により、セルソースが開発中のエクソソームについて、整形外科領域における医薬品の創出を目指し、共同で開発を加速するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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