大日本印刷はマンガ制作をAIで効率化、カラー化=着彩の時間を2分の1に

■多言語版の制作も支援

 大日本印刷(DNP)<7912>(東証プライム)は、多言語対応のマンガ制作ツール「MOES」に、株式会社10ANTZが開発した「マンガAI着彩機能」を搭載し、2023年10月にトライアル運用を開始する。この機能により、マンガに色を付ける“着彩”の工程を大幅に効率化することができる。

 MOESは、マンガ等のコンテンツの創出・制作・各種データ変換を一貫して支援するスタジオ「MANGA CREATIVE WORKS」で提供する制作ツールである。今回実装された「マンガAI着彩機能」では、影やグラデーションに置き換えて着彩することが可能であり、生産性が2倍以上(作業時間が2分の1以下に短縮)となった。

 また、オノマトペ(マンガに描かれる画像化された擬音語・擬態語)を削除するとともに、削除後の部分にあるはずの背景を推定して描く機能も実装する。これらの機能は、翻訳以外の工程も効率化し、マンガコンテンツのグローバル展開に貢献する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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