ピックルスホールディングスは24年2月期2Q累計増益で高進捗、通期利益上振れの可能性

(決算速報)
ピックルスホールディングス<2935>(東証プライム)は9月29日に24年2月期第2四半期累計連結業績を発表した。持株会社設立前のピックルスコーポレーションの前年同期との比較で増収増益だった。コンビニエンスストア向けの好調などでコスト増加を吸収した。そして通期の増収増益予想を据え置いた。第2四半期累計の利益が高進捗率であることを勘案すれば、通期利益予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益回復基調だろう。なお、原料調達において利点のある茨城県結城郡八千代町に、キムチ製品に特化した新工場(仮称:茨城工場)を建設すると発表した。株価は戻り高値圏だ。第2四半期累計の高進捗を評価して上値を試す展開を期待したい。

■24年2月期2Q累計増益で高進捗、通期利益上振れの可能性

24年2月期第2四半期累計の連結業績(22年9月1日に単独株式移転で設立した純粋持株会社が新規上場したため前年同期実績はなし)は、売上高が231億11百万円、営業利益が12億80百万円、経常利益が13億55百万円、親会社株主帰属四半期純利益が9億15百万円だった。

ピックルスコーポレーションの前年同期実績(売上高213億08百万円、営業利益11億71百万円、経常利益12億32百万円、親会社株主帰属四半期純利益8億31百万円)との比較で、売上高は8.5%増収、営業利益は9.3%増益、経常利益は10.0%増益、親会社株主帰属四半期純利益は10.1%増益となる。

増収増益だった。売上面ではコンビニエンスストア向けの好調に加えて、巣ごもり需要の反動減の影響が落ち着いたことも寄与した。利益面では調味料や包装材などの原材料価格、さらに光熱費や物流費の高騰の影響を受けたものの、増収効果で吸収した。

なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高が114億85百万円で営業利益が7億51百万円、第2四半期は売上高が116億26百万円で営業利益が5億29百万円だった。

通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が23年2月期比2.8%増の422億円、営業利益が5.3%増の16億20百万円、経常利益が6.3%増の17億55百万円、親会社株主帰属当期純利益が1.0%増の11億50百万円としている。配当予想は23年2月期と同額の22円(期末一括)としている。23年2月期の22円には持株会社移行記念配当2円が含まれているため、普通配当ベースでは2円増配の形となる。予想配当性向は24.1%である。

個人消費や原材料・エネルギーコストの動向に不透明感が強いものの、売上面は各種キャンペーンなどの販促活動、新規取引先の開拓、既存取引先の深耕などで増収を目指し、利益面は増収効果や生産効率改善効果などで増益を目指すとしている。またESGやSDGsへの取り組みも強化し、事業を通じてサステナブルな社会の実現に貢献するとしている。

第2四半期累計の進捗率は、売上高が54.8%、営業利益が79.0%、経常利益が77.2%、親会社株主帰属当期純利益が79.6%だった。第2四半期累計の利益が高進捗率であることを勘案すれば、通期利益予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益回復基調だろう。

■株価は上値試す

株価は戻り高値圏だ。第2四半期累計の高進捗を評価して上値を試す展開を期待したい。9月29日の終値は1313円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS91円40銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の22円で算出)は約1.7%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1362円11銭で算出)は約1.0倍、そして時価総額は約169億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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