リコーが一段上値を追い投資ファンドの動向などに思惑拡大

株式市場 銘柄

 リコー<7752>(東1・売買単位100株)は後場一段上値を追う始まりとなり、後場寄り後に9%高の1239.5円(106.0円高)まで上げて8月6日以来約4週間ぶりの1200円台回復となっている。前週末に旧・村上ファンド系のメンバーが設立したとされる投資ファンド、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが大量保有報告書によって同社株を8%超取得したと4日に伝えられ、株主還元を増やすなどの要求が出てくる思惑が広がっている。9月中間配当を実施しており、直近の四半期決算では2016年3月期の配当を9月中間配当、3月期末配当とも各17.5円(各々前期は17円)を予定する。4月から調整相場が続くが、8月下旬の1091.5円を下値に出直りが大きいため基調に変化が出てきたとの見方がある。

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