ベステラは後場一段と強含み上げ幅拡大、業績予想修正後の下げをほとんど奪回、一段と出直る期待

■工事受注量は増大、需給面で値動きが軽くなるとの見方も

 ベステラ<1433>(東証プライム)は10月5日、反発して始まった後も上値を指向する相場となり、後場寄り後は一段と強含んで4%高の1012円(41円高)まで上げ、出直りを強めている。このところは日経平均の大幅安に対しても横ばいで推移。工事受注量は増大としており、一段と出直りを強める期待が出ている。

 1か月ほど前に業績予想の修正(利益を下方修正、売上高は上方修正)を発表したことを受け、1100円台から900円前後までストンと値を消した。だが、その後は持ち直す相場となり、10月3日には1033円まで回復して下げ幅の大半を奪回した。利益予想の下方修正は織り込まれた形になり、需給面では値動きが軽くなる可能性が言われている。

 直近の信用取引残高をみると、買い残約27万6000株に対し、売り残は約14万8000株で、信用倍率は1.9倍前後となっている。1倍に近づくと売り買い拮抗とされ、キッカケひとつで株価を大きく動かしやすくなるとされる。同社株の5日の出来高は13時現在で4万株超。売り残が一斉に買い戻された場合、大きく見て出来高2日分に相当する買い威力になるとして推移を注視する様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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