京写が年初来の高値を更新、今期は営業利益25.3%増を想定、関税の影響を含めない予想だが好調続く見込み

■前3月期の連結決算は売上高が6.7%増加し営業利益は18.2%増加

 京写<6837>(東証スタンダード)は5月21日、一段高となり、7%高の408円(27円高)まで上げて約3か月ぶりに年初来の高値を更新し、前引けも391円(10円高)で強い値動きとなった。プリント基板の世界的大手で、20日の夕方に発表した2025年3月期連結決算が前期比で営業利益18.2%増加などと好調だった上、今期の予想は関税の影響を含まないとしながらも営業利益を25.3%増とするなどで、期待が強まった。

 25年3月期は、両面基板は自動車向けが減少したものの、片面基板が事務機向けなど回復し、実装関連事業は主力の産業機器の受注が好調だった。今期・26年3月期は売上高を270億円(前期比2.9%増)とし、営業利益は16億円(同25.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億円(同30.2%増)を見込むとした。配当(期末のみ実施中)は1株14円(前期比3円の増配)の予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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