味の素は後場一段と強含む、GS証券が新規に注目開始とされ気迷いフッ切れたとの見方

■日経平均と同じく5日続落だったが下落率は小さく相場に強さ

 味の素<2802>(東証プライム)は10月6日の後場一段と強含み、5900円(155円高)で始まり、値上がり率は小さいが4日ぶりに5900円台を回復している。業績は2024年3月期も売上高、各利益が連続最高を更新する見込みとしており、5日、ゴールドマン・サックス(GS)証券が新規に投資判断を開始し、目標株価7500円で注目を開始と伝えられたことを受け、買いを迷っていた投資家の背中が押される形になったとの見方が出ている。このところの株価は9月28日から10月4日まで日経平均と同一歩調で5日続落だったが、5日間の下落率は日経平均の7.2%に対し味の素は4.6%だった。

 9月25日付で普通株式836万7300株(消却前の発行済株式の総数に対する割合1.58%)を消却した。また、10月2日には、業務用製品の出荷価格の改定(2024年1月1日納品分より)を発表し、業績上乗せへの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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