【株式市場】日経平均は1円高だが2日続伸、後場次第に下げ幅縮めて持ち直す

◆日経平均は3万2042円25銭(1円96銭高)、TOPIXは2295.34ポイント(3.26ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億6170万株

 10月18日(水)後場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)が一段と上げるなど、前場上げた半導体関連株の中に強い銘柄が見られ、原油相場の一服にもかかわらずINPEX<1605>(東証プライム)など一段ジリ高となり、中東情勢を受けて石油・資源株の強さも目立った。JR東海<9022>(東証プライム)などの鉄道株も一段と強含み、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株、保険株もしっかり。日経平均は次第に持ち直し、14時前から小高くなり、一時61円18銭高(3万2101円47銭)まで上げて大引けも小高く2日続伸となった。

 後場は、ソシオネクスト<6526>(東証プライム)が13時前から急動意となって上げ幅を広げ、半導体設計の大手アームなどとの協業を好感。京成電鉄<9009>(東証プライム)も一段高となり英投資ファンドからの提言報道を受け思惑買い拡大。ANAP<3189>(東証スタンダード)はワーナー・ブラザース100周年記念コラボアイテム販売開始などに期待と急反発。デザインワン・ジャパン<6048>(東証スタンダード)は決算発表後に下げたが評価再燃とされ急反発。大和自動車交通<9082>(東証スタンダード)は政府の「ライドシェア」解禁案が時間限定・地域限定になりそうとされ影響後退の見方で急激に出直りストップ高。アディッシュ<7093>(東証グロース)は「ライドシェア」導入歓迎派でストップ高。メイホーホールディングス<7369>(東証グロース)も一段と上げ在阪の建設会社の孫会社化を連日材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は12億6170万株(前引けは6億1019万株)、売買代金は3兆3556億円(同1兆6478億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1184(前引けは801)銘柄、値下がり銘柄数は582(同953)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率っ上位は、鉱業、陸運、銀行、石油石炭、保険、鉄鋼、空運、証券商品先物、建設、繊維製品、その他金融、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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