【株式市場】日経平均は朝方308円高まで上げ133円高、米国主導の新たな経済協定などに期待

◆日経平均は2万6872円01銭(132円98銭高)、TOPIXは1888.67ポイント(11.30ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億6697万株

 5月23日(月)前場の東京株式市場は、米国主導の新たな経済協定「IPEF(インド太平洋経済枠組み)」への期待などが言われ、日経平均は252円高で始まり午前9時半頃に308円44銭高(2万7047円47銭)まで上げた。川崎汽船<9107>(東証プライム)が上場来の高値など、海運株が運賃市況高も言われて活況高。そろって自社株買いを発表した損保大手も活況高。一方、自動車、機機械などは上値が重く、日経平均の前引けは上げ幅100円台にとどまった。

 任天堂<7974>(東証プライム)が続伸基調で約1ヵ月ぶりに6万円台を回復し、サウジアラビアのファンドの買いなど連日好感。スターティアHD<3393>(東証プライム)は連続大幅増益予想の決算など好感され急伸。住石HD<1514>(東証スタンダード)は自社株買いなど好感され一段高。佐藤食品工業<2814>(東証スタンダード)は大株主の遺言により発行株数の約33%の株式を無償で取得するとの発表を受け朝方に急伸しストップ高。ジーニー<6562>(東証グロース)は20日発表の決算など好感されて活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億6697万株、売買代金は1兆3958億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1292銘柄、値下がり銘柄数は472銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、保険、海運、その他金融、医薬品、証券商品先物、ゴム製品、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る