日清食品HDが9日ぶりに反発、相場を取り巻く外部環境の影響が相対的にマイルドと見直される

■第1四半期は売上収益11%、営業利益は57%増など好調

 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は10月19日、ジワジワ値上がりする相場となり、午前10時前に1万2245円(330円高)まで上げ、9日ぶりに反発している。前日まで8日続落とあって自律反発との見方はあるが、中東情勢や米金利上昇など、相場を取り巻く外部環境の悪化を受け、相対的に影響がマイルドな食品株として見直されたとの見方が出ている。諸物価高の中、節約指向で即席めんが人気との期待もある。

 8月に発表した第1四半期連結決算(2023年4~6月・IFRS基準)は前年同期比で売上収益が11.5%増加し、営業利益は同57.5%増加など好調だった。営業利益は、期初に開始した通期予想の約35%を達成した。引き続き既存事業コア営業利益の5~10%で積極的な新規事業投資を行う方針。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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