オーウエルが後場動意強める、塗料で航空機の燃費改善・CO2削減をめざす実地検証に期待強まる

■独自の塗膜技術によるJAL、JAXAとの飛行実証試験を発表

 オーウエル<7670>(東証スタンダード)は11月10日、13時頃から動意を強める相場となり、13時過ぎに4%高の772円(29円高)まで上げ、出直りを強めている。同時刻頃、「リブレット形状を大面積施工した航空機での燃費改善効果を計る飛行実証実験の開始」について発表し、注目されている。

 発表によると、同社は、日本航空<9201>(東証プライム)(JAL)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共に、航空機の燃費改善によるCO2排出量削減を目指し、独自の塗膜形成技術を活用したリブレット技術(塗膜に凹凸を形成する手法)を用いて機体外板の塗膜上にリブレットを施工した航空機(ボーイング737-800型機)による飛行実証試験を2022年7月より進めてきた。23年6月時点で施工後約2300時間が経過し、十分な耐久性を有することが段階的に確認されている。このたび、航空機外板への大面積施工が完了し、実際の燃費改善効果の検証を進めることとなった。来年度以降、より燃費削減効果の高い国際線機材へのリブレット形状の施工を展開することで、更なるCO2排出量の削減に取り組んでいく。また、今後、塗膜形成技術を活用した他業界への応用展開にも取り組む。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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