資生堂は3日続伸基調で始まる、株価回復過程で訪日観光客の「コロナ前超え」も好感

銘柄

■決算発表後に急落したが「陽性の下げ」との見方が

 資生堂<4911>(東証プライム)は11月16日、3日続伸基調で始まり、取引開始後は4535円(55円高)まで上げ、4日ぶりに4500円台を回復し、出直りを継続している。インバウンド(訪日客)関連銘柄で、10月の訪日観光客について「訪日客、コロナ前超え、10月251万人、韓台など回復」(日本経済新聞11月16日付朝刊)と伝えられたことなどが寄与している。もっとも、百貨店株には軟調な銘柄もあるため、決算発表を受けた13日の急落に対する回復相場と見ることもできるようだ。

 11月10日に第3四半期決算と今期・2023年12月期の連結業績予想の下方修正を発表し、翌取引日の13日はストップ安(700円安の4185円)となった。ただ、出来高の急増をともなう下げだったため、株式市場関係者からは、売り要因を一気に織り込んでしまう「陽性の下げ」との見方が出ていた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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