カイオム・バイオSは後場14%高、2件の特許査定に注目集まり出来高急増

■CBA-1535はがん細胞と免疫細胞の双方に結合してがん細胞を叩く

 カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は11月22日の後場、一段と上げて始まり、取引開始後に14%高の154円(19円高)まで上げて出直りを強めている。21日の夕方に2件の特許査定を発表し、朝から出来高が急増して買い材料視されている。

 21日の17時30分、「がん治療用候補抗体CBA-1535に関する欧州における特許査定」と「ADLibシステム関連特許の中国特許査定」を発表し、注目が集まった。

 発表によると、欧州で特許を取得したCBA-1535は、現在、国内臨床第1相試験を推進している。本試験はがん細胞と免疫細胞(T細胞)の双方に結合し、T細胞を活性化してがん細胞を叩くという「Tribodyフォーマット」の「T cell engager」としての作用機作(さようきさ)を検証するための世界初の臨床試験であり、現在は固形がん患者さんを対象に段階的に治験薬の投与量を増やしながら安全性の確認を進めている。これまでに日本、英国、米国、中国で特許が成立している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る