メドレックスが一段高、欧州での特許など好感、新株予約権の行使も進み先々の株式需給も買い要因に

■現在は無配当だが、前期は議決権行使でQUOカードを贈呈

 メドレックス<4586>(東証グロース)は2月8日、一段高となり、午前9時40分過ぎには18%高の204円(31円高)まで上げる場面を見せて約7ヵ月ぶりに200円台を回復している。7日の16時、欧州で出願中の「誤用防止特性を有する貼付製剤」について、欧州特許庁より特許査定を受けたと発表し、期待集中となった。現在は無配当だが、前期は議決権を行使した株主にQUOカードを贈呈しているため、投資家の中には好意的な向きも少なくないとみられている。

 同社株は1月18日にストップ高となって以降、90円台から騰勢を強めている。同月17日に帯状疱疹後の神経疼痛治療薬『MRX-5LBT(リドカインテープ剤、商標名Lydolyte)』について米国で実施した試験で良好な結果を得たと発表し、以後、連日買い材料視されてきた。株価が動意を強めたことにより、新株予約権の権利行使が進み、先々の需給懸念が薄れることも買い安心感につながっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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