【株式市場】日経平均は177円安、後場は国内金利の上昇など受け銀行、その他金融などしっかり

◆日経平均は3万3447円67銭(177円86銭安)、TOPIXは2381.76ポイント(9.18ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億4822万株

 11月27日(月)後場の東京株式市場は、国内長期金利が強含み、為替も朝方の円安が次第に後退してきたためか、レーザーテック<6920>(東証プライム)が13時頃から軟化し始め、日産自<7201>(東証プライム)は14時半頃までジリ安、ファナック<6954>(東証プライム)は徐々に上げ幅を縮小など、全体に値を消す銘柄が目立った。LINEヤフー<4689>(東証プライム)は昼に個人情報流出が伝えられたため一段下げて推移。中で、しまむら<8227>(東証プライム)は一段と上げ月次好調を好感。日経平均は寄り後に228円49銭安(3万3397円04銭)まで下押したが、これを下値に持ち直し気味の一進一退となり、大引けは3日ぶりに反落したが底堅い様子となった。

 後場は、国内長期金利の強含みを映して銀行株が一段と上げ、三井住友FG<8316>(東証プライム)は高値引け。ANAP<3189>(東証スタンダード)は子会社清算など好感する相場とされストップ高を継続。日本エマージェンシーアシスタンス<6063>(東証スタンダード)は海外の一部でデング熱や肺炎が流行と伝えられていることなど言われ2日連続大幅出直り。コンヴァノ<6574>(東証グロース)は中期計画の発表を受けて期待強まると急伸ストップ高。クリアル<2998>(東証グロース)はシンガポールでの子会社設立や販売用不動産の取得などを受けて動意を強めている相場が一段と上げ出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は12億4822万株(前引けは6億2730万株)、売買代金は3兆1054億円(同1兆6260億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は631(前引けは589)銘柄、値下がり銘柄数は973(同1001)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、海運、水産農林、証券商品先物、その他金融、鉄鋼、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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