【株式市場】「黒田サプライズ」に期待あり全般は大幅反発し新規上場株は買い気配

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは1万8205円25銭(239円55銭高)、TOPIXは1478.30ポイント(15.89ポイント高)、出来高概算(東証1部)は10億68万株

チャート4 15日前場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合が昨日から本日にかけて開かれるため「黒田サプライズ」に期待する様子があり、また米国時間の16、17日に開かれる米国の金融政策決定会合(FOMC)では利上げが先延ばしになるとの期待があり、日経平均は10時にかけて363円87銭高(1万8329円57銭)まで上げて昨日の298円安を奪回。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも高い。

 本日上場となったアイビーシー<3920>(東マ・売買単位100株)はネットワークシステムの性能監視ソフト「System Answer」などが主力製品で、公開価格は2920円。前場は買い気配のまま売買が成立せず、公開価格を72%上回る5020円の買い気配となった。

 トヨタ自動車<7203>(東1)パナソニック<6752>(東1)などが高く、星光PMC<4963>(東1)はセルロースナノファイバー期待が再燃して東証1部の値上がり率トップ。経営統合が伝えられた伊藤ハム<2284>(東1)米久<2290>(東1)が活況高。土木管理総合試験所<6171>(東2)は河川氾濫などが材料視されて連日活況高となり、ビリングシステム<3623>(東マ)は引き続き事業買収などが好感されて連日ストップ高。

 東証1部の出来高概算は10億68万株、売買代金は1兆479億円。1部上場1897柄のうち、値上がり銘柄数は1455銘柄、値下がり銘柄数は362銘柄となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る