【株式市場】前場の日経平均は63円高、日米の金融政策会合を前にTOPIXは小安い

◆日経平均は3万9533円95銭(63円11銭高)、TOPIXは2745.46ポイント(1.10ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億1246万株

 12月16日(月)前場の東京株式市場は、日経平均が午前9時半前に161円73銭高(3万9632円17銭)まで上げたものの、10時40分過ぎには17円82銭安(3万9452円62銭)まで軟化する場面があり、様子見姿勢が漂った。米国の金融政策決定会合FOMC(17、18日)と日銀の同会合(18、19日)を控え、相場観が強弱交錯した様子。中で、東レ<3402>(東証プライム)が活況高となり投資判断の引き上げなど好感。アドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株もしっかり。丹青社<9743>(東証プライム)は第3四半期の8割増益と通期予想の増額修正など好感され活況高となった。

 日本マイクロ<6871>(東証プライム)やソシオネクスト<6526>(東証プライム)が出直りを強め、米国の対中国制裁を巡り日本企業には一段の制裁強化を求めない期待などに加え、ソシオには投資ファンドの保有などの思惑も。Hamee<3134>(東証スタンダード)はストップ高となり上期の営業利益6割増に加え収益構造が下期型のため注目集中。Heartseed(ハートシード)<219A>(東証グロース)は10月決算と今期予想など好感され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億1246万株、売買代金は1兆7144億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は821銘柄、値下がり銘柄数は746銘柄。

 東証33業種別指数は16業種が値上がりし、繊維製品、ゴム製品、金属製品、機械、建設、証券商品先物、非鉄金属、その他製品、電気機器、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る