アイデミーは一段と値上がり、第2四半期決算で進ちょく率の高さなどに注目集まる

■AI活用やDX拡大など受け営業利益は通期予想の7割超を達成

 アイデミー<5577>(東証グロース)は1月16日、一段高となり、午前10時40分にかけて21%高の2062円(358円高)まで上げて約3か月ぶりに2000円台を回復している。AI/DXに関するプロダクト・ソリューション事業などを展開し、1月12日に発表した第2四半期決算で、期初から累計の営業利益(2023年6~11月)が通期予想の7割超を達成し、進ちょく率の高さなどが連日注目されている。

 6~11月は、社会におけるAIの活用やDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性の高まりに加え、最近ではChatGPTを始めとした生成AIのビジネス活用ニーズが高まっており、「当社にとって追い風とも言える事業環境が継続」(決算短信より)する情勢だった。営業利益は1億97百万円で、前年同期期は四半期財務諸表を作成していないため比較なしだが、7月に開示した通期の予想営業利益2億78百万円の7割超を達成。同じく経常利益は77%を達成した。

 通期予想は据え置いたが、次の業績拡大に繋がる技術先行型の投資を実行し、生成AI関連のコンテンツを多くリリースし、生成AI関連の新規ビジネス創出に取り組んでいる。インオーガニックな成長として、既存事業とシナジーが期待できる企業とのM&Aも積極的に進めており、23年12月には第1号案件として株式会社ファクトリアルの株式取得(子会社化)を発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る