【株式市場】日経平均は282円安となり7日ぶり反落、バブル後の高値更新は5日連続で小休止

◆日経平均は3万5619円18銭(282円61銭安)、TOPIXは2503.98ポイント(20.62ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億3332万株

 1月16日(火)後場の東京株式市場は、1ドル146円台への円安進行を受けてホンダ<7267>(東証プライム)やブリヂストン<5108>(東証プライム)などが持ち直し気味に推移したものの、円安株への広がりは限定的で、前場活況高の日本郵船<9101>(東証プライム)などは高値もみあいに転じ、半導体関連株は総じて反落模様のまま小動きを続けた。一方、神戸鋼<5406>(東証プライム)が一段と上げるなど鉄鋼株が上げ、資源株もしっかり。日経平均は寄り後に再び下げ幅を200円台に拡げて小動きを続け、大引けも大きな動きなく7日ぶりの反落となり、バブル相場後の高値更新は5日連続で小休止となった。

 後場は、さくらインターネット<3778>(東証プライム)が一段と上げ、AI、や『政府クラウド』関連で今年の「テ―マ株」の見方。サムコ<6387>(東証プライム)は1月締めの上期決算に期待とされ一段ジリ高。アルファ<4760>(東証スタンダード)は一昨日に続き再びストップ高となり四半期決算を好感した買い再燃の見方。東亜DKK<6848>(東証スタンダード)は株主優待の拡充が好感され一気に高値を更新。アスマーク<4197>(東証スタンダード)は11月決算が好感されストップ高。データセクション<3905>(東証グロース)はAI関連の新サービスなどに期待と3日続けてストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億3332万株(前引けは8億895万株)、売買代金は3兆9416億円(同2兆1163億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は245(前引けは370)銘柄、値下がり銘柄数は1381(同1234)銘柄。

 東証33業種別指数は5業種(前引けは4業種)の値上がりにとどまり、海運、鉱業、ゴム製品、石油石炭、鉄鋼、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る