【株式市場】日経平均は141円安、後場一服ムード広がり一時142円安まで下げ2日続落

◆日経平均は3万5477円75銭(141円43銭安)、TOPIXは2496.38ポイント(7.60ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加し19億6260万株

 1月17日(水)後場の東京株式市場は、前場活況高の海運株が次第に上げ幅を縮め、鉄鋼株は軟調に転じ、自動車株や大手商社株も総じて上げ幅を縮めた。一方でゼンショーHD<7550>(東証プライム)や元気寿司<9828>(東証スタンダード)は業績上振れ期待など言われて一段と上げ、青山商事<8219>(東証プライム)も一段高。みずほFG<8411>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)などはダレ模様だが米金利の反発など材料視され値を保った。日経平均は151円高で始まったが13時頃に小安くなり、いったんは持ち直したが14時40分過ぎから再び軟化して142円66銭安(3万5476円52銭)まで下げ、大引けは2日続落となった。

 後場は、DDホールディングス<3073>(東証プライム)や霞ヶ関キャピタル<3498>(東証グロース)が一段と上げ前週末に発表した四半期決算など好感。プロネクサス<7893>(東証プライム)は中盤から一段と上げ東証が各企業に英文での情報開示を要請の方針とされたことが追い風の見方で高値更新幅を拡大。さくらインターネット<3778>(東証プライム)は次世代コンピュータ通信インフラに関するプラットフォーム開発など材料視され前場から断続的にストップ高で売買され7日続伸基調の高値更新。日創プロニティ<3440>(東証スタンダード)は業績予想の増額が好感され大引けまで気配値のままストップ高。アスマーク<4197>(東証スタンダード)は11月決算と今期予想など好感され2日連続大幅高。モビルス<4370>(東証グロース)は東証が各企業に英文での情報開示を要請の方針とされたことに加え、昼前にNTTグループにAI検証サービスを提供と発表したことが好感され大引けまで気配値のままストップ高。アミタホールディングス<2195>(東証グロース)はペットボトルキャップ循環利用などの実証完了など好感され朝方ストップ高のあと大引けまで買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し19億6260万株(前引けは10億5130万株)、売買代金は5兆2787億円(同2兆9339億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は486(前引けは1107)銘柄、値下がり銘柄数は1114(同490)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位は、卸売り、保険、小売り、銀行、ゴム製品、空運、水産農林、情報通信、非鉄金属、ガラス土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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