富士通、国内初の定時定路線型とデマンド型を組み合わせた交通シミュレーション、前橋市の地域公共交通計画に採用

■定時定路線とデマンド交通を統合、前橋市計画に反映

 富士通<6702>(東証プライム)は3月23日、同社が開発した総合交通シミュレーションシステムが、群馬県前橋市の「地域公共交通計画」に採用されたと発表した。同システムの分析結果は、主要施策であるバス路線増便方針の科学的根拠として活用されている。国土交通省の地域交通DX推進プロジェクト「COMmmmONS」の一環で開発されたものである。

 背景には、交通弱者対策やカーボンニュートラル対応、運転士不足など、自治体が抱える複合的な課題がある。前橋市では、人口動態や移動需要の変化を踏まえた路線再編の検討において、施策効果を裏付けるデータの不足が課題であった。これに対し同社は、定時定路線型交通とデマンド型交通を組み合わせた国内初のシミュレーション技術を構築し、計画策定に適用した。

 同システムは、ソーシャルデジタルツイン技術を基盤に、統計データや乗降実績を用いて住民行動を再現し、施策効果を高精度に評価できる点が特長である。計画策定プロセスの一体化により、従来1~2年を要した期間を効率化し、合意形成期間を約25%短縮した。今後は2026年度中のサービス化を予定し、全国自治体への展開と持続可能な地域交通の実現を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■年間供給1万8000戸、ナショナルビルダーへ加速  住友林業<1911>(東証プライム)は2月1…
  2. ■募集社数は減少も人数は78%増、製造業で顕著  東京商工リサーチは2月5日、2025年の上場企業…
  3. ■老朽化・投資不足が直撃、地方で倒産・廃業7割超  帝国データバンクは2月6日、2025年に発生し…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■自己株式取得銘柄に投資妙味  山王<3441>(東証スタンダード)は3月13日、今7月期業績の上…
  2. ■自己株式取得株に「PKO」効果を期待しリスク最小化も一策  どこもかしこも春の嵐である。前日22…
  3. ■経営統合や事業転換、ブランド強化など多様な狙いが背景  社名変更は、経営統合、事業構造転換、持株…
  4. ■4月相場を直撃する「トリプル安」、新年度相場は出鼻から波乱含み  4月1日は元来、証券業界にとっ…
  5. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  6. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る