アンジェス、成長戦略を開示、遺伝子治療と検査事業で収益基盤強化へ

■HGF治療薬が米承認段階へ、グローバル展開を本格化

 アンジェス<4563>(東証グロース)は、事業計画及び成長可能性に関する事項を開示した。同社は遺伝子医薬の研究開発を主軸とし、希少遺伝性疾患の検査受託事業を組み合わせたビジネスモデルを展開している。HGF遺伝子治療用製品やNF-κBデコイオリゴDNA、Tie2受容体アゴニストなど複数の開発パイプラインを有する。

 主力のHGF遺伝子治療用製品は、米国後期第Ⅱ相試験で良好な結果を示し、FDAとの協議を経てBLA申請準備段階にある。ブレイクスルーセラピー指定により審査短縮が期待され、早期承認に向けた体制整備が進む。製造面ではベーリンガー・インゲルハイムとの協業により供給基盤を強化する。

 収益基盤では、早老症治療薬「ゾキンヴィ」の販売拡大と、ACRLによる希少遺伝性疾患検査の受託増加が寄与する構造となる。検査事業は新生児スクリーニングの拡大により件数が増加し、事業収益の成長を牽引している。2025年12月期は収益増と費用減少により損益が改善した。

 今後はグローバル展開の加速とパイプラインの製品化を軸に成長を図る。2026年度は事業収益1330百万円を計画する一方、研究開発費の増加により赤字継続を見込む。遺伝子治療市場の拡大を背景に、技術プラットフォームの深化と海外事業化が中長期の成長ドライバーとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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